やはり乗客減による赤字のため、養老線同様、秋から「伊賀鉄道」として近畿日本鉄道本体からの分社化が決まった伊賀線の様子を伊賀神戸駅から探ってみました。

伊賀神戸駅の駅名標。 伊賀線電車の外装(伊賀神戸で撮影)
と内装(伊賀上野到着後に撮影)。
19時ごろに乗車しました。上野市行きの電車は、大阪線の快速急行や特急と接続をし出発しました。通学客以外にも、通勤客や大阪帰りの人で賑わっていました。
伊賀線の電車は、大阪線などの電車より狭く、また奈良線の電車が拡幅される前の古い車両を使っているため、座り心地は悪いわ、揺れるわ・・・・ この後乗ったJR関西本線とは悪い意味でいい勝負でしたが。
お客さんの賑わいは、伊賀線の拠点であり、伊賀市の中心部である上野市駅に近くなるにつれて、通勤客やお出かけの人から通学の高校生に主役が代わっていきました。
さて、必ず乗り換えが必要となる上野市駅で途中下車してみました。

伊賀市の中心の駅だけに、特急券 駅前には松尾芭蕉の像が。
が買えたり、さらにはタッチパネル式の
券売機まで・・・・。
実は、ここで途中下車したねらいは、駅や駅前の様子を探るだけでなく、この辺りでは、特にカップうどんなんかは流通の関係で東日本・西日本両方の味付けのものが手に入るらしいということでお店をさがしていましたが、
お店がない。
活気のなさをどうしても感じてしまいました。
再び伊賀線の、こんどは伊賀上野行きに乗りました。賑わいは伊賀神戸からの電車と変わりませんでしたが、客が高校生ばかり・・・・。近鉄をはじめとする大手私鉄の場合、通学定期は8割引近くになるため、満席でも赤字なんだろうなあ。
学生主体の客層、古くて揺れる電車、名阪国道との競合、月1回・第2土曜日の昼間にバス代行輸送なしの保線運休を行うといったやる気のない運営を行う伊賀上野で接続するJR西日本・関西本線のとばっちりなど、この路線の課題を考えつつ、終点の伊賀上野駅に降り立ったのでした。
果たして分社化後、どのようなサービスアップ策が行われるのか、注目ですね。
近鉄や東武のローカル線区は、大都市圏の通勤輸送とは無縁に等しい状況であるのみ関わらず、JRや大都市近郊の中小私鉄に比べても安価な運賃設定となっており、特に通学定期券に関しては顕著ですので、利用客の側から見ればあり難い面もあるものの、採算性を意識しなければならない私企業としては限界がありますね。
ただ近鉄は近年廃線が相次いだ名鉄の様な施策には動かず、分社化などで路線維持に努める姿勢は評価できるもので、今後も公共交通として地域の足を確保する事も考えると、これが最も賢明な策と言う気もします。
それにしても、JR西お得意の月一回代行輸送なしの定期運休には呆れるもので、せめて代行輸送経路がある路線での振替乗車程度はやって欲しいものですね。
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